堺市I様邸新築現場

まだまだ暑い日が続いていますが、水分補給はしっかり取っていますか?
こんにちは。おしゃれで質の良いリフォームを安い価格で提案できる工務店。
変わった会社、イロタス建築工房です。

新築などの建設現場では、夏場は特に日中の暑い日差しの中での現場作業となりますので、水分補給と休憩は小まめに取りながら事故のないように気をつけています。
今回は、そんな現場の作業風景や施工事例を、簡単な家造りの知識や流れもご紹介しながらお伝えしたいと思います。

堺市I様邸の新築現場

突然ですが、皆さんは建築現場って見たことありますか?
足場ができていたり、木の柱が建っていたり、大きなクレーン車が来ていたり・・

実際には、「こんなこともやってるんだ!」とか「この段階の作業ってこんな名前がついていて、こういう意味だったんだ!」みたいな少し建築の知識も交えつつ、堺市に新築を建てている現場の様子と合わせてご紹介していきたいと思います。

地鎮祭とは

地鎮祭とは

「地鎮祭(じちんさい)」という儀式をご存知でしょうか?
設計が終わり、土地の地盤調査などを終えた後、いざ土木工事や家を建てる建築工事を行う前の段階で行う儀式。
地鎮祭は、(とこしずめのまつり)とも言われたりしますが、その土地の神様を祭り鎮めて、土地を利用させてもらう許しを得ることで、工事の無事と安全、そこに建つ家や建物、住む家族や働く人々の繁栄を祈る儀式のことを言います。

また、工事の無事を祈ることから安全祈願祭と呼ばれたり、地域によっては鎮地祭土祭り地祭り地祝いなとど呼び名が違ったりするようです。

堺市の地鎮祭の事例

今回新築を建てる堺市I様邸でも地鎮祭を行いました。
昔は、その土地の氏神様(土地を守っている神様、守護神)を祀っている神社の神主様をお招きして地鎮祭をとり行っていたようですが、最近では近い場所にある神社に依頼することも多くなってきているようです。

地鎮祭で行う3つの行事

地鎮祭では、「祓(はらい)」「起工」「供物」の大きく3つの行事を行います。

祓の儀式

土地の氏神を鎮め、敷地を浄め祓って工事の安全を祈願します。

起工の儀式

鎌(かま)鍬(くわ)鋤(すき)を用いた「鍬(くわ)入れの儀」と言われる儀式をします。

1.まずは、設計者「鎌」で盛砂の上部にある萱(かや)を刈る所作を行います。

堺市の地鎮祭の事例_鍬入れの儀1

2.事業主(施主)の代表「鍬」で盛砂の土を掘る所作を行います。

堺市の地鎮祭の事例_鍬入れの儀2

3.最後に施工者の代表「鋤」で土をすくう所作を行います。

堺市の地鎮祭の事例_鍬入れの儀3

全ての所作は「エイ、エイ、エイ」という掛け声をかけながら行います。
神様に工事の開始を奉告するための儀式です。

供物の儀式

施主の堀った盛砂に、神主様が祭壇の供物を盛砂に捧げて(埋めて)ます。

堺市の地鎮祭の事例_供物の儀式

昔は、手付かずの荒れた土地に生い茂る雑草を鎌で刈り取り、鍬で土を掘り越し、鋤で平らな土地にしていました。
地鎮祭とは、これらの一連の流れを行うことで土地の氏神様に許しを得て、安全に建築工事をとり行うための儀式です。

棟上げとは

「棟(むね)上げ」とは、家を建てるときに、土台を作り、柱や梁(はり)など全体の骨組みが完成した後、屋根の一番高い位置に横木を取り付けること。
その横木のことを棟木(むなぎ)と言い、棟木を上げることを棟上げと言います。
簡単に言えば、土台の段階から屋根のてっぺんまで柱や梁を組み立て、骨組みを完成させることでしょうか。

まずは基礎工事で行ったボルトに土台を作り柱を建てていきます。

堺市新築の土台作り

柱や梁をどんどん組み立てていきます。

堺市新築の棟上げ1

中の様子も覗いて見ましょう。

堺市新築の棟上げ2

ここまで来ると最終段階。
後は棟木を組み立て、棟上げとなります。

堺市新築の棟上げ3

家の全体像ができてきました♪
新築はこうやって建設されていくんですね^^

まとめ

今回は、実際に新築などの家を建てなければ知る機会の少ない、建築用語や知識も合わせてご紹介しました。

単に家が建つのではなく、実は建設前に地鎮祭で土地の神様に許しを得て安全を祈願したり、骨組みを作って棟上げをするという工程が含まれていたりします。
これからずっと暮らす家なので、ただ設計図通りに作るのではない日本ならではの木造建築といった感じでしょうか。

ご紹介した堺市のI様邸では、現在は内装段階に入っていますので、また別の機会にご紹介したいと思います。

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